幸喜幸齢 生きがい日記

人生の黄金期を自分らしく あるがままに生きる幸喜幸齢者 感謝と幸せの生きがい日記 頑爺 / 肇&K

お婆さんの呟き

幸喜幸齢 生きがい日記

2026.1.23    -1/7℃ 晴

お婆さんの呟き

 

「あんた友達おるんか? そうか 大事にせないかんよ ワテ見て見い 今こんなとこで一人やけど、若い頃は会社の社長でごっつ仕事で儲けてな、友達なんかわんさかおってな 誕生会言うたらどっから集まるのかえらい人でいっぱいやったで! しかしな失敗して無一文になったらみんなどこ行ったか一人も回りにおらへんねん びっくりやわ 人生の成功は金や名誉やないねんで 人を大事にしいや」と。

ある時、ある所の老人ホームを訪ねた時に出会った90過ぎのお婆さんが、大阪弁で切々と話してくれた。 不自由な体で狭い個室に一人、訪ねてくる人もいないと施設の人に聞いたが、僕が話に行くと次々といろんな話が飛び出して尽きることが無かった。

帰り際には僕の手を両手で握り「今日はよう来てくれたな ありがとう 嬉しかったわ また必ず来てな  きっとやで」 と涙ながらに感謝された。

それからしばらくして僕は吹田市広報で「傾聴ボランティア活動」を知り、4ヶ月の講習と実務実習を受けて傾聴ボランティア会に入会させてもらい、各地に活動場所はあるものの近くの特養の施設で傾聴ボランティアを始めた。

それまでにはいつしか老人の一人暮らしを見聞きするようになり、何か80の僕でも役に立つことはないかと模索していた時に丁度この出会いがあり、この活動に入る事ができて良かった。

同じグループの先輩方から教えてもらいながら、いろいろと難しい問題もあるが、それ以上に感謝され喜ばれるお年寄りの笑顔を見れる事と、自分自身も自然と人生の先輩方から多くの学びを頂くことができて嬉しい。

振り返ればいつ自分も立場が逆になるか分からないが、できうるかぎり皆さんとの交わりを深め、お話を聴きながら元気に生き生きとされる笑顔をいつまでも見たいものだと思う。

 

先日その所属する傾聴ボランティア団体の20周年記念の集いが吹田市メイシアターであり参加した。100数十名の参加者で盛況だったが、20年の長き代表のご苦労の活動も知り敬服する。

東京からNPO法人日本傾聴ボランティア協会理事長が来阪し講演「孤立化の進む社会における傾聴ボランティアの役割」からの講演内容に感動する。その後のワークショップでも色々と学びがあり感謝だった。

小さなことからコツコツと! かつて地元・箕面西川きよし師匠の言葉だが、本当に自分に出来る小さなことをコツコツと積み重ねていけば、やがて小さな実りでも自分に自然と幸せをもたらすことを知る。 

*写真は全て吹田市メイシアター吹田市文化会館)前から